桑原周之(くわばらかねゆき)
1963年9月 東京生まれ
2001年5月 千葉県鴨川市に移住
2005年1月 蜂人舎を創業
好きなこと: サーフィン、合気道、畑仕事、散歩
20代後半、父親の病気をきっかけにして、食べ物の大切さを学びました。
東京に住んでいる時は、なるべく安全な食べ物を食べたいと思って、有機栽培の米や野菜を宅配で取り寄せていました。
その取り寄せている有機栽培の食べ物がおいしいので、自分で食べ物を作りたいと思うようになりました。
サーフィンが好きなので、良い波が立つ海辺の町で農的な生活がしたいなぁと。
1998年に脱サラして、フリーのプログラマーに。
主に工事業界向けのアプリケーションソフトを作成していました。
四国・九州方面を移住先と考えていたのですが、縁あって2001年5月鴨川へ移住。
プログラマーをしながら、食べ物の生産者としての道を模索していました。
野菜を作ったり・・・
そば教室に通ってそば打ちを習い、そばを栽培したり・・・
小麦を栽培して天然酵母パンを焼いたり等々・・・
次の仕事を探し続けた暗中模索のこの頃が、一番辛い時でした。
でも、ある日突然そのときがやって来たのです。
2004年秋、デスクワークに疲れて、息抜きに庭へ。
そこには、たくさんの黄花コスモスが咲いていました。
しゃがんで眺めていると、1匹のミツバチがブーンと飛んできて、その花にとまったのです。
その瞬間、これだと思いました。
ミツバチを育て、蜂蜜を生産しようと!(天啓かも!)
この時まで、ミツバチを飼育するとは夢にも思いませんでした。
今思い出しても不思議な出来事でした。
まさか、昆虫達と一緒に生きていくようになろうとは。
ミツバチ達の羽音に包まれていると、本当に幸せな気持ちになります。
安房鴨川の海辺の里山で、自然農で野菜を育て自給し、ミツバチ達と暮らしています。
無農薬で栽培している野菜と同じく、蜂蜜もオーガニックなものを目指しています。
自分自身が、蜂人舎で生産される蜂蜜の一番の消費者ですので、安心安全な蜂蜜を作っていくつもりです。