養蜂日記

【養蜂作業】冬囲いを解く作業が続きます 今年初のミツバチの一刺し

今日も、別蜂場で冬囲いを解く作業の続きです。

朝から気温が上がり、長袖のトレーナーでは暑いくらい。汗を掻きながら作業しました。

清掃して保管してある巣箱に交換していきます。そのときに女王蜂の産卵の有無、貯蜜の具合、建勢の具合などをチェックします。

貯蜜が少ない群には、保管しておいた蜜枠を与えます

蜂人舎では、採蜜は5月から始まり、夏8月初旬のカラスザンショウの採蜜で終えます。8月初旬以降も蜂蜜は貯まるのですが、それは採蜜しないで越冬用以外のものは倉庫に保管しておきます。

貯まった蜂蜜は絞って、砂糖水を与えれば良いという考えもあるみたいですが、蜂人舎ではそんなことはしません。

ミツバチ達が食べる必要な分は、充分に残しておきます。なるべくストレスを掛けないで育てるためです。せっかく集めた蜂蜜を全部横取りされたら、ミツバチ達も怒ってストレスがたまりますよね。

なるべくストレスを掛けないで育ったミツバチ達が作る蜂蜜は、美味しくなります。花蜜がそのまま蜂蜜になるのではなく、ミツバチの身体を通って蜂蜜に変化するのです。だからストレスのない機嫌の良いミツバチが作った蜂蜜のほうが美味しくなるのです。

砂糖水を全く与えないということではありません。冬を迎えるにあたり蜜を出す花が少なくなってきて、貯蜜が少ない蜂群には砂糖水を与えます。

今年初の一刺し

今日の作業中に、今年初のミツバチの一刺しをもらいました。交換した古い箱を運ぶ作業中に、耳にチクッと。

「うー、痛い」この痛みには慣れません。やはり、ものすごく痛い。

でも、身体に有益な成分を頂いたという気持ちにもなります。蜂毒は、天然の抗生物質と呼ばれています。

むかしドイツで、職業別にガンに掛かる人数の統計をとりました。養蜂家の罹患率が一番低いと言う結果が出ました。ミツバチに刺されているのが、身体を強くしているのかもしれません。蜂針療法ですね。

最近読んだ本

発酵学の大家である小泉武夫先生が書いた本。

猟師の自給自足の生活が描かれています。すごく面白くて、一気に読んでしまいました。

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