養蜂日記

ローヤルゼリー

この時期の内検で、見落としてはならないのが王台です。
王台は、女王蜂が育つ場所。

新女王蜂が王台から生まれてくる前に、既存の女王蜂と働き蜂が巣から出て行きます。(雄蜂も)
分封です。
分封されると、蜂数が半分になってしまいます。
そうすると、採れるはちみつの量が減ってしまうのです。
だから見つけ次第、取り除きます。

下に向かって伸びている指の先のような形をしたのが、王台です。

今日は、これだけ取れました。

王台を半分に切ってみました。
上がローヤルゼリー、下が女王蜂の幼虫です。
たっぷりローヤルゼリーが溜まっていますね。
ティースプーンで半分くらいあります。

4月から8月の忙しいときは、体重が3~5kgくらい落ちます。
暑い時期に、長袖長ズボンで、帽子に網を被っての作業は、ほんと大変です。

こんなに重労働とは、夢にも思いませんでした。笑
「自然の中でする仕事は、楽しそうだな」と、のん気に考えていました。

内検のたびに、取り除いたローヤルゼリーを食べているおかげかな。
なんとか、この忙しい時期を乗り切っています。

エベレストを初登頂したエドマンド・ヒラリーは、養蜂家だったそうです。
彼は、スタミナのもとはハチミツだと言っていたそう。
ローヤルゼリーも食べていたんだろうな。

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