2020年2月3日、本日から養蜂仕事のスタートだ。
のんびりできる期間は、あっという間に過ぎてしまった。
農閑期にあれもやろう、これもやろうと思っていたことがたくさんあったのだが、実際にはできることは少なかった。残念である。
今日の作業は、以下になる。
- 貯蜜のチェック
- ミツバチの様子をチェック
貯蜜のチェックは、巣箱を持ち上げて重さを確かめる。
軽い巣箱は、貯蜜が少なくなっている可能性があるので、早めの給餌が必要だ。
つぎに、巣箱の蓋を開けて、越冬が成功しているかどうかミツバチの様子を見てみる。
巣枠は持ち上げないで、上から見るだけ。
これだけでも、越冬が成功しているかどうかは分かる。
この瞬間は、毎年緊張する。
越冬に失敗して、巣箱が空っぽになっていたり、ミツバチの数が激減していることがあるからだ。
幸い、今年の越冬成功率は、100%だった。
こんなに成功率が高いのは、初めてだ。
暖冬のおかげなのだろうか?
それとも、ボクの養蜂技術が高くなったからだろうか?
実際、ここ数年間の越冬成功率は高く推移している。
それ以前は、ダニの被害、蜂群管理の稚拙により、越冬の成功率が低かった。
ダニの被害で、9割ほどミツバチが死んだときもあった。
そのときは、廃業という文字があたまに浮かんだ。
いまは、たぶん、養蜂の技術が向上したのだろう。
ここまでくるのに15年以上掛かった。
養蜂の師匠について習ったわけではなく、本とネットの情報だけをたよりにやってきた。
振り返ると、毎年、毎年、試行錯誤しての失敗の繰り返しだった。
それがいま、それらの失敗を通して成功する技術を手に入れつつあるようになったように感じる。
いままでの失敗があったからこその、いまがあるのだ。
なあんて、カッコいいことを書いてしまった。 とりあえず、初心忘るべからずで、今年もがんばろう。