養蜂日記

カラスザンショウの採蜜スタートしました

今日からカラスザンショウの採蜜スタートです。

オンラインショップでも販売スタートします。
瓶詰め出来次第、発送いたしますので、宜しくお願いします。

もう既に蜂蜜はたくさん貯まっているので、本当はもう少し早く採蜜したかったのですが、ミツバチヘギイタダニの駆除作業で遅くなってしまいました。

朝4時起床、まだ外は薄暗い。
恒例の波チェックを終えて、5時くらいから採蜜開始。
10時くらいまで、ほとんど休憩を取らないで作業しました。

やるときは、やるんですよ。やらないときは、やらないけど。(笑)
本当のところは、波が良さそうなのでサーフィンに行こうと思って頑張りました。

巣枠以外の所に、巣房を作って蜂蜜を貯めています。

人間は、これをムダ巣に蜂蜜を貯めていると言うのですが・・・。
ミツバチからしたら、蜂蜜を貯える場所が無いので空いている空間に巣房を作って蜂蜜を貯えている訳です。
房総の山々では至る所で、カラスザンショウが咲いています。
ミツバチ達は、嬉々乱舞してカラスザンショウの蜜を集めているようです。

今、まさにカラスザンショウの大流蜜期。
ミツバチ達は、1日中花と巣箱を往復して、蜂蜜を貯えています。

ここ南房総は、ミツバチにとっては天国なんではないでしょうか?
梅が咲き始める2月から9月に至るまで、次々に花が咲いています。
桜が咲いてから9月までは、蜂蜜が貯まりすぎて困るほどです。
砂糖水の給餌や花粉の給与は、全く必要ありません。
注:越冬前に貯蜜量が少ない時、越冬明けの花が少ない時は砂糖水を与えます。)

蜂人舎では採蜜時、すべての蜂蜜は採らないで、ミツバチ達が必要な分は残しておきます。
花が無くなったら、他の場所に移動することもせず、1年中同じ場所で自然のサイクルのなかで飼育しています。
そのほうが、ミツバチ達にストレスを与えないと思うのです。

花が終わってやれやれと思っているときに、巣箱に貯めた蜂蜜を全て採られて、また別の花が咲いている場所に、連れて行かれる。

これって、強制労働!
ミツバチ達は自分たちが必要な蜂蜜が無いので、仕方なくまた花蜜を集めに行きます。
イライラしてストレスを溜めながら。
もう自分たちが必要な量の蜂蜜を貯めたのに、巣箱にはカラッポ。
ミツバチ達は仕方なく、イライラしながら花に向かうのです。

蜂蜜は、ミツバチ達が運んできた花蜜がすぐに蜂蜜になるわけでは無いんです。
口移しで、何度かミツバチの身体の中に入り、ミツバチの持っている酵素を加えて蜂蜜になるのです。
花蜜が、そのまま蜂蜜になるわけでは無いのです。

イライラしているミツバチより、なるべくストレスの無いミツバチ達が作った蜂蜜の方が美味しいと私は思っています。

料理もイライラした人が作るものよりも、美味しくなれと思いながら作った料理のほうが美味しいのと、同じだと思います。

だから蜂人舎では、移動することなく1年中同じ場所で飼育。
ミツバチ達が作ってくれた蜂蜜は、全部採蜜することは無く、ミツバチ達が必要とする分は残しておきます。

採蜜期に蜂蜜を全部採って、砂糖水を与えるようなことはしません。
エンプティカロリーだけの砂糖水では、栄養が不足してしまうと思うのです。
人間だって白砂糖は害になりますよね。

蜂人舎ではなるべく自然な状態で、ミツバチ達がなるべくストレスを感じないように飼育することを重視しています。

ストレスが少ないミツバチ達が作った蜂蜜は美味しいですよ!

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