養蜂日記

蜜量倍増「ミツバチの飼い方」干場英弘著

ひさしぶりにミツバチ飼育に関する本を購入した。

以前に買ったのは養蜂をスタートしたころだから15年以上前になる。

アマゾンでおすすめ欄に掲載されていたので、ユーザーレビューを見ると、なかなか面白そう。

また、額面蜂児という言葉に興味を持ったのも購入のキッカケになった。

著者について

著者の干場さんは、ミツバチの飼育歴50年以上の大ベテラン。

高校の先生として勤務しながら、ハチの研究で博士号を取得したという、理論的にも技術的にも優れた人なのである。

現在は、あのミツバチ研究で有名な玉川大学農学部の教授になって、全国で講演、講習会で活躍している。

この本での読みどころ

表紙裏には、つぎの2点が写真付きで説明されているので、本書での重点内容なのだろう。

  • 額面蜂児
  • ビースペース

額面蜂児とは、巣枠全体が蜂児でいっぱいになることを指す。

本書では、額面蜂児をつくる方法が詳しく書いてある。

さっそく、そのやり方を真似てやってみたのだが、うまくいかなかった。

どうしても、上部のすみっこに蜂蜜が溜まってしまうのだ。

もう少し研究が必要だ。

ビースペースは、以前から実行していたので、その考えが間違っていないことを確認できたので良かった。

まとめ

誰にも師事しないで、独学で養蜂をスタートして、なんとか養蜂1本で生活できるようになった。

毎年、毎年、あたらしいやり方を試して、失敗の繰り返しをしながらも続けてこられたのだから、まあ、まったく間違ったやり方ではないのだろう。

こんかい、この本を読んで新しい発見がいくつかあった。

具体的にあげると、額面蜂児のつくり方、隔王板の使い方などなど。

いまのやり方に慢心しないで、勉強を続けるのはやっぱり大切なことだとあらためて思った。

薄い本に、ミツバチ飼育全般のことを詰め込んでいるので、やや説明が簡素になっている箇所もあるのは否めない。

でも、これから養蜂をスタートする人には、入門編として分かりやすく書いてあるので、ぜひおすすめしたい本である。

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