西洋ミツバチの飼育方法

【西洋ミツバチの飼育方法】春の建勢作業 継箱をする(隔王板使用)

養蜂をスタートした数年間は、隔王板を使用して継箱をしていました。
現在は、人工王台をセットするときだけに隔王板を使用しています。

この連載は、家庭養蜂の勧め。
隔王板を使用したほうが、入門編としては適しているのではないかと思い、書いてみます。
今年、1群だけ隔王板をセットしてみました。

単箱に巣枠が8、9枚くらいになって、ミツバチが溢れるくらいになったら継箱をします。
単箱には、無蓋蜂児枠を1,2枚中央に入れて、隙間を巣脾枠で満たします。
巣脾枠が足りない場合は、巣礎枠で代用します。
産卵空間が沢山あるので、分封熱が高まることはないでしょう。

単箱にあったその他の巣枠を全部継箱に上げます。
巣枠の並び順は変えないこと。

継箱の蜂児枠には変性王台が作られますから、内検して取り除きます。
その後、蜂児が出房した後には、蜂蜜が貯えられます。
そして、蜂児がいない全面蜜枠を採蜜します。

養蜂をスタートした最初の年。
隔王板をセットして継箱を乗せた時。
単箱と継箱の間に隙間が出来ているのを見て。
隙間が出来るのは、上手く継箱をセット出来ていないと勘違い。
数分間、継箱を上げたり下げたりを繰り返して、隙間が出来ないようにガタガタやっていました。

すると、ウワーンという音と共に、黒い雲のようなものが巣箱から出てきました。
僕は、その黒い雲に包まれていました。
ミツバチが怒って、大群で襲ってきたのです。
たんぼの畦道をフルスピードで逃走。
両腕で頭のミツバチを追い払いながら、まるで阿波踊りをしているように。
200m先くらいにある雑草の茂みのなかに頭を隠して、しばらくじっとしていました。
顔を7箇所刺されて、身をもって勉強させられました。

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