西洋ミツバチの飼育方法

【西洋ミツバチの飼育方法】 女王蜂の切羽と分封未遂群の処置

分封を防ぐために女王蜂の羽を切る

内検を念入りにやっても、王台を見落として分封が起きることが多々あります。
分封を未遂に終わらせるため、女王蜂の羽を片方切っておきます。
ミツバチがあまり多くない時が、女王蜂を捕まえやすいのでいいでしょう。(交尾済み産卵後、越冬明けなど)
痛いだろうと思って、養蜂始めて数年間は女王蜂の羽は切らないでいました。
しかし、分封で喪失する蜂群が多いので、切るようになりました。ゴメンナサイ!

女王蜂は飛べなくなるので、分封は未遂に終わります。
飛び出したミツバチ達は、女王蜂が飛んでこないので、また箱に戻ります。

旧女王蜂群を他の蜂場へ移動

分封の現場に居合わせていたら、旧女王蜂入り2,3枚群を作り 、他の場所に移します。(蜂場は、2箇所あると重宝します。)
このような群の分封熱はなかなか冷めないので、人工的に分封した状態にします。
また、分封未遂の女王蜂は殺されることが多いです。
巣門前に、旧女王蜂の死骸を見つけたときは、分封未遂かもしれません。

元群は王台を1,2個残す

元群は内検して、なるべく大きく形の良い王台を1,2個残します。
蜂数が多いと、処女王分封が起こることがあります。(蜂数が少ないときは、その限りではありません。)
本当は、1個だけ王台を残したほうが、それを防げるのですが、残した1個が無事出房するか分かりませんので、2個残しています。
そして処女王分封が起こらないよう、内検回数を多くしています。
新女王が無事誕生して、未出房の王台が残っていたら取り除きます。
しかし、その蜂群が優れたものなら、残った王台を利用して新しい群を作っても良いでしょう。

 巣門前にいた女王蜂を王籠に入れました。
ミツバチが群がってきました。

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