日本ミツバチの分蜂に備えて、分蜂板を作りました。
日本ミツバチは、桜が開花すると分蜂シーズンになります。西洋ミツバチよりも早い時期に分蜂が始まります。
早く作らなくてはと思っていたのですが、やっと作ることが出来ました。
分蜂とは
分蜂とは、ミツバチが今暮らしている巣から出て、新天地を求めて他の場所へ巣別れすることです。
分蜂する原因は、巣の中にミツバチが充満して住むところが手狭になるからです。女王蜂と一緒に働き蜂、雄蜂が出ていきます。
元の巣には、約半数のミツバチが残ります。強群であれば、第2、第3の分蜂も起こります。
分蜂板とは
巣別れした日本ミツバチは、元の巣の近くで蜂球を作ります。蜂球とは、巣別れしたミツバチが固まって球状に集まっている様を言います。
ミツバチは次に巣作りする場所を求めて、複数のミツバチが探しに行きます。その間、女王蜂をはじめとするミツバチ達は蜂球を作って、じっと待っているのです。長いときは2,3日、蜂球を作って待っているときもあります。
その蜂球を作る場所を、分蜂板を設置して予め用意しておくのです。分蜂板に集まった蜂群を巣箱に収納します。
ミツバチ達は、次の巣作りする場所をどうやって決定しているのでしょうか?
採餌蜂は、花の場所をダンスによって他のミツバチに教えます。同じように、次の住処を探す探索蜂も、ダンスによってその場所を他のミツバチ達に教えます。
たくさんの候補地を示すダンスが、複数の探索蜂によって行われます。そのどれが選ばれるかと言うと、一番長くダンスをしている探索蜂の場所に決定されるのです。
「私が探してきた場所は、一番なんだから」と一番長い時間をダンスをする探索蜂の場所が新天地に選ばれるのです。
分蜂板の作り方
【材料】
- 麻ロープ(太さ9mm)
- 洗面器(直径30cm)
- ミツロウ
1.洗面器の中央にロープが通る穴を空けます
ドライバーを熱して洗面器の中央に穴を開けます。大きさは、麻ロープが通るくらい。
2.麻ロープを洗面器の側面に沿って巻きます
洗面器の中央の穴から1mくらい麻ロープを出してから、洗面器の壁に沿って麻ロープを這わしていきます。洗面器の上までいったら、麻ロープを切ります。
ロープを這わせる途中で、ミツロウを垂らして固めると、形が崩れないで作ることが容易になります。
3.ミツロウで固めて完成です
ガスバーナーでミツロウを熱して溶かし、型取った麻ロープに流し込み固めます。
早速、設置しました
去年、西洋ミツバチの巣箱に入った巣箱の近くに設置しました。
まとめ
このロープを使った分蜂板は、以下のサイトを参考にして作成しました。
[sanko href="http://blogs.yahoo.co.jp/wgywj244/16234944.html" title="集合板を用意しました・・・" site="acymoptの日本蜜蜂"]
「acymoptの日本蜜蜂」さん、有難うございます!