蜂産品の1つであるローヤルゼリー。ローヤルとは国王、女王という意味なので、女王蜂のためのゼリーということになります。
そう、女王蜂は幼虫のときからずっとローヤルゼリーだけを食べているのです。
ローヤルゼリーの神秘性
ミツバチは女王蜂の生んだ卵から産まれてきますが、女王蜂と働蜂も最初の卵は全く同じものということは、ご存知でしたか?
女王蜂になるのか、働蜂になるのかの違いはなんでしょうか?
その違いは幼虫のときの食べ物の違いだけなんです。卵から負荷して3日間は、女王蜂も働蜂もローヤルゼリーを与えられます。その後、女王蜂はそのままローヤルゼリーを与えられるのですが、働蜂は蜂蜜と花粉を与えられます。この違いだけで、かたや女王蜂に、かたや働蜂になるのです。すごいでしょ。
女王蜂は産まれてからもずっとローヤルゼリーを食べ続けます。ミツバチがどんどん増える春の時期は、1日2,3千個の卵を産みます。自分の体重と同じくらいの量の卵を産み続けます。
さらに、女王蜂は4,5年も生きます。最盛期の働蜂の寿命は、40日間といわれていますので、その寿命の長さもビックリですね。
それもこれも、ローヤルゼリーを食べるか食べないかの違いだけなんです。
ハチミツにも含まれるローヤルゼリー
そんなすごいローヤルゼリーを食べてみたいですよね。とはいっても、ローヤルゼリーって結構お高い。気軽に買って続けていくのは大変です。
でも、ハチミツにもローヤルゼリーは、含まれているんです。ローヤルゼリーは若い蜂が作るのですが、その蜂がハチミツ作りをするときにハチミツの中にローヤルゼリーも混じるというのです。有り難いですね。