西洋ミツバチの飼育では、巣枠の間隔をとるために三角コマを巣枠の両側につけています。
養蜂を始めてからしばらくは、なにも疑問を持つことなくプラスチック製の三角コマを巣枠に付けて使用していました。
あるとき自然のなかで営巣するミツバチの巣枠間隔は、約8mmということを知りました。
ミツバチをなるべく自然な状態で飼育したいと考えているボクは、巣枠間隔もなるべく自然な状態に近づけて飼育しようと思いました。
市販の三角コマをスリムビスに変更
自然巣の巣枠間隔(ビースペース)は、約8mm。
市販されている三角コマは、13mmあるので自然巣より5mm間隔が広くなってしまいます。
8mm厚の木片を巣枠に付けたりしたのですが、いまはスリムビスを直接巣枠にねじこんでいます。
巣枠間隔も自由自在。
電動ドライバーで簡単に微調整できる。
越冬成功率が上昇
これをするようになって、越冬成功率が明らかに上がりました。
ビースペースが狭くなったことで、越冬中の保温効率が上がったのかもしれません。
貯蜜してある蜂蜜の消費量も少なくなるし、ミツバチの体力も温存できます。
ダニにも強くなった!?
ビースペースを狭くすることで、グルーミングし易くなったのかもしれません。
ダニで崩壊する蜂群が少なくなった気がします。
巣枠間隔の調整
夏場や採蜜時には、巣枠間隔を13mm以上に広げます。
越冬時には、巣枠間隔を8mmまで狭くします。