雑記

2017年鴨川市江見の祭り 

昨日の夕方、娘と2人で江見の祭りを見に行ってきた。
妻は具合が悪いので、留守番。

まず向かったのは、娘のお目当ての祭りの屋台。

農協の駐車場に、6つ7つの店がこじんまりと出ている。

客足もまばらなので、屋台の店主たちは退屈そうだ。

わたあめを1つ買う。
500円なり。高いなー。

時間が少し早かったようで、駅前に神輿や山車はまだ来ていない。
駅前の広場で集落ごとに、踊りや神輿を披露するのだ。

時間を潰すために、娘と2人で歩いて漁港に行ってみる。

漁港に到着すると、2匹のネコがスルスルと寄ってきた。
人なつこいネコだ。

いま買ったわたあめを娘がネコにあげた。

2匹のネコは「ニャンだ、ニャンだ」とわたあめに飛びついて、匂いを嗅ぐ。

でも、匂いを嗅いだだけでネコは食べようとしない。

娘が何度か、わたあめをあげて食べさせようとするが、やっぱり食べてくれない。

そんなことをしていると、最初は2匹だったネコは6匹に増えていた。

みんな毛並みも良く、中肉で健康そうなネコたちだ。

漁港に住み着くネコだけに、人間からもらった魚をたくさん食べているのだろうか。

だから、毛並みも良く人なつこいのだろう。

あ、祭りに行かなくては。

駅前の商店街に戻ってみると、たぶん最初の組であろう集落の踊りが始まっていた。

皆ハッピを着て、音楽に合わせて踊りを披露する。

小学生以下の子供からお年寄りまで、2,30人が同じ方向を向いて踊りを披露する。

みんな笑顔で楽しそうだ。

飾られた軽トラックは近くで待機。
田舎町の軽トラックは、祭りでも大活躍だ。

踊りが終わると、神輿の出番だ。

神輿を担ぐ前に男の人が、甚句を歌う。

これが、イイ。

歌っている言葉は分からない部分が多いのだが、胸にしみてくる。

あー、ボクは日本人なんだなぁと、しみじみ思う。

今年の祭りは、どことなく寂しい感じがした。

色彩もいつもより、寂しげだ。

何故だろう。

あー、分かった。

今年は、シラフで祭りを見ているからだ。

いつもは、ツマミを片手にビールをグビグビ飲みながら祭りを見物する。
これが、なんとも至福の時間なのだ。

今年は、正月元旦から酒を飲んでいない。

酔っ払って充血した目ではなく、さっぱりくっきりした目で見る祭りだから、どことなく寂しい感じがしたのかもしれない。

祭りには、酒が合う。

お茶を飲みながら、ふりふりポテトを娘と食べる。

これで、イイのだ。

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