先日、新型コロナウイルス蔓延を防ぐため、首相が全国の小・中・高校を休校にするよう自治体に要請した。
南房総市は、どういう対応に出るのだろうか。
ここは田舎だし、都会のようにごみごみしていないから、休校はしないでもうすこし様子見かなと思っていた。
たが、すぐに休校が決定。
「右にならえでなくても、いいのに」と思ったのだが、仕方がない。
ということで、娘は3月2日から学校は休みで、自宅待機になった。
このまま春休みまで休校なら、休みの期間は夏休みと同じくらいということになる。
「こまった、大変だな」というのが、ボクと妻の正直な感想。
友だちと遊ぶことも禁止されているので、家で時間を過ごさなければならない。
これは、休み期間が長いことよりも、かなり深刻なことだ。
ずっとテレビやビデオを見させておくわけには行かないので、ボクらが相手をしなければならない。
自転車の練習をする
ということで、時間がたくさんある。
「自転車に乗れるようになりたい」と少し前から娘が言っていたので、自転車の練習をすることにした。
自転車は、小学1年生のときに買ってあった。
購入後、すこし乗ってみたのだが、怖いからと乗らず、仕方がないから倉庫にしまってあった。
その後、何度も自転車の練習しようと誘ってもダメだったのだが、急に自分からやる気になったようだ。
まずは、補助輪が付いたままで家の前の道路を走る練習。
「補助輪は取って練習したほうが、早く乗れるようになるよ」と言っても娘はがんとして聞かない。
怖いというのだ。
仕方がないので、初日は補助輪をつけたまま。
ひさしぶりなので最初は怖がっていたが、最後の方はスイスイと軽やかに走れるようになった。
やっぱり、子どもはスゴイ。
その才能、パパにも欲しいぞ。
サーフィンが上手くなりたいなぁ。
翌日、補助輪を取った。
「こわい、こわい」と言っていたのだが、「だいじょうぶ、パパが後ろをずっとつかんで倒れないようにしてるから」と話して、しぶしぶ承諾させた。
「フフ、ころあいのいい時に、スッと手を離してみるけんね」と心のなかでつぶやきながら。
そうだ、これが世界共通の自転車を習得する方法なのだ。
ふっと、自分が乗れるようになったことを思い出す。
父親が自転車の後ろを持ってくれて、地面が土の空き地で練習したなぁ。
何回か転んだけど、すぐに乗れるようになった。
子供用の自転車に飽き足らず、大人のごつい自転車に三角乗りで、遊んでいたもんだ。
さて、あとどのくらいで娘は乗れるようになるかな。
ちょっと面倒だけど、たのしい。
ボクにとって、忘れられない思い出になるだろう。
きっと、娘も子どもができたら、思い出してくれるだろう。