雑記

免許更新で行った警察署で遭遇した面白いおじいちゃん

鴨川警察署へ自動車免許の更新手続きに行って来ました。

ゴールド免許を目指していたのですが、昨年軽トラに3人乗っていて切符を切られてしまいました。軽トラの定員は2人なので、乗車人数オーバー。

こちらでは、警察署で更新手続きを簡単にして、後日別の会場で研修ビデオを見て免許交付という流れなのです。

東京にいたころは、府中警察署へ行き、1日掛かりでした。それに比べると手続きの時間が短縮出来て有難い。

まるでテレビでコントを見ているような光景

免許更新の申込書に記入して、視力検査を終えて壁際にあるベンチシートに腰掛けて手続きが終わるのを待っていました。

そこに、警察署の入り口から1人の男性が入って来ました。80歳くらいの男性。足が悪いのか、少しふらふらしていました。仮にその男性をSさんとします。

係りの女性「Sさーん、視力検査をしますね。」
Sさんは、視力検査装置では無く、その2つ隣に置いてある書類を入れる箱を覗きこんでいます。

係りの女性「Sさーん、そちらではないです。視力検査の装置はこちらになります。」
係りの女性「丸の記号の穴が空いてある向きを行ってください。」
Sさん「右斜め上」とすごく大きな声。
係りの女性「Sさん、斜めはありません。上下、左右だけです。」

Sさん「うーん、見えない。」
係りの女性「メガネはお持ちですか?

Sさんは、メガネを取り出し掛け、再び視力装置を覗き込む。
Sさん「うーん、やっぱり見えない。」
係りの女性「Sさん、それは老眼鏡ではないですか。」
Sさん「うん、そうだよ。」

係りの女性「老眼鏡は、近くが良く見えて遠くが見えなくなるんですよ。」
Sさん「運転しているときに掛けてるよ。」
係りの女性「えっ、ダメですよ。老眼鏡は運転中はダメです。

このあたりになって、1Fにいる他の警察官がざわざわしてきて、1人の警察官がSさんの近くへ。

警察官「これが見えないと、免許の更新は出来ないですよ。」
Sさん「記号が見えないなんて。こんなことは初めてだ。」

警察官「年をとれば視力も衰えますよ。メガネが無ければ、作って来てください。」
Sさん「メガネはどうやって作るの?亀田病院に行けばいいの?」
警察官「病院に行かなくても、メガネ屋さんに行けば作れますよ。」

文章では、うまく表現出来ないのですが、まるでテレビでコントを見ているようでした。志村けんさんがテレビでやっていてもおかしくない。

ベンチで一緒に待っていたおじさんは、笑いながら、免許をあげても大丈夫なのかと言っていました。ほんとうに、運転して大丈夫なのかな?

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